イビサの生物多様性と文化(世界遺産登録:1999年)
世界屈指のリゾート地として名高いイビザ島は、島を取り巻く自然美と古くからある文化的景観が評価され、世界複合遺産として登録されています。
イビザ島はまた、60~70年代のヨーロッパヒッピーブームを牽引し、現在ではヨーロッパ最大のナイトライフの地として、エンターテイメントでも楽しめるところになっています。
この島には、紀元前3000年には既にフィニキア人が定住し、交易を通じて栄えていました。
その後、紀元前654年にカルタゴ人が町を築き、ローマ帝国やイスラム勢力などの支配を経て、アラゴン王国(後のスペイン王国)の領土になりました。
イビザには、アラゴン=スペイン時代に築かれた16世紀の要塞都市が今でも残り、文化的に美しい光景が広がっています。
これらの歴史的な景観美は、スペイン各地にある中近世の街並みに勝るとも劣らぬものです。
イビザを取り巻く自然環境は、種々の植物やここにしか生息しない動物・生物などで独特の自然美を形成しています。
島には松林、オリーブ・イチジク・椰子・アーモンドなどの木々が広がり、海には地中海固有の海草「ポシドニア」や珊瑚礁が見られます。
これらの自然がイビザをより美しく見せていることは言うに及びません。
イビザでは、自然美、歴史を体感し、更にエンターテイメントで楽しめるところです。
その島の楽しみ方は本当に多様で、あっという間の時間が楽しめそうです。
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